「再構成」設定後のページ削除の場合もファイルサイズが変わらない場合は、PDFファイルの内部構造を調査する必要があります。
【過去事例】
<事例①>
100ページのPDFから半分にあたる50ページを抽出しても、元の100ページPDFと比較してファイルサイズがほとんど変わらない。
[調査結果]
再構成の場合、通常は抽出したページのみのファイルサイズとなりますが、他社製の当該PDFの内部構造を調査したところ、抽出したページがそれぞれ抽出対象とならなかったページも含めて、1ページ目から対象ページの前のページまでに含まれる全ての画像を参照していました。
後ろのページであるほど、多くの画像を参照していることが原因でした。
<事例②>
100ページのPDFから後半50ページを削除しても、元の100ページPDFと比較してファイルサイズがほとんど変わらない。
[調査結果]
削除後の残ったページのうち、最終ページにリンク情報が存在し、削除したページを参照していました。
間接参照されている場合、ページ情報が削除されない内部構造であったためページ自体を削除しても、内部的には削除したページ情報が残っていることが原因でした。
【対処方法】
過去事例に対する対処法は以下です。
<PDFファイル生成前の元文書が存在する場合>
SkyPDF Pro DriverにてPDFファイルを作成し、
SkyPDF Professionalまたは変換ユーティリティにて不要なページを削除または必要なページを抽出します。
<PDFファイル生成前の元文書が存在しない場合>
PDFファイル生成時に使用したソフトウエアメーカーへ
事象の回避に該当するファイル生成方法があるかお問合せください。